妊婦が被る薬の副作用

 

同じ薬でも時期によって危険度がまったく違ってくるわけで、妊婦の場合、薬の副作用には注意しなければなりません。

妊娠時期に着目して、妊婦は薬の影響について考慮し、薬の副作用に対して慎重に対処しなければなりません。

一部の薬の使用により、妊婦は薬の副作用より、奇形の発現率が少し高まる場合があります。

妊娠後期に入ると妊婦は、薬の副作用として、催奇形性の心配はなくなるのですが、薬によっては赤ちゃんの発育や機能に悪影響を及ぼします。

薬の副作用は、妊婦について特に懸念されますが、妊娠前に飲んでいた薬が、その後の妊娠や胎児に影響することはありません。

市販されるカゼ薬や鎮痛薬も同じですが、稀に特殊な例として、妊婦が薬の副作用に見舞われる場合があります。

妊婦で薬の副作用が起こりやすいのは、角化症治療薬のエトレチナートや、ニキビ治療薬のイソトレチノインです。

また、抗ウィルス薬のリバビリンや、抗リウマチ薬のレフルノミドなどは、薬の副作用が妊婦に懸念されます。

こうした薬で薬の副作用が出た場合、妊婦は医師から服用中止後、一定期間の避妊を申し付けられる場合があります。

薬の副作用で妊婦の場合、懸念されるのは、妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんの心臓などに異常をきたすことです。

そうしたことから妊婦は、薬の副作用予防として、出産適齢期になる前にワクチンの予防接種を受けておく必要があります。

その後約2カ月間は妊娠しないように注意しますが、不注意で妊娠したとしても、薬の副作用に影響を与えるものではありません。

中絶を考慮するほどの危険性はなく、妊婦の薬の副作用は本当の風疹と違い、風疹ワクチンが胎児に影響することはありません。

妊婦が使用する薬で注意を要するのは、薬の副作用の強いエトレチナートで、これは催奇形性の強い国内屈指の薬です。