禁煙外来とは、簡単に言うと、たばこをやめたい人のために特別に作られて、専門外来のことで、1つの科目を指します。
1990年代後半か急激に増えた喫煙者に対して、禁煙外来は、精神面での禁煙支援と実際の物理的症状を改善していきます。
また、禁煙外来では、非ニコチン製剤のバレニクリンなどを使用して、禁煙法を行い、患者に対処していきます。
これまでは、禁煙外来に要する費用は、全て健康保険の対象外だったのですが、法改正により、条件付きで対応されるようになりました。
しかし、2006年4月から、一定の基準を満たした患者に、禁煙外来は保険適用がされるようになったのです。
中央社会保険医療協議会によって禁煙外来は、ニコチン依存症管理料と、ニコチンパッチなどが保険適用となりました。
但し、禁煙外来が保険適用される医療機関は、敷地内禁煙であることなど、条件が必要になります。
つまり、禁煙外来が保険適用されるには、一定の要件を満たしていて、届出なければなりません。
認可を受けなければ、禁煙外来は保険適用されることなく、保険治療が受けられる医療機関も、問い合わせなければなりません。
例えば、耳鼻咽頭科や眼科などで禁煙外来は、保険適用となりますが、歯科では適用外となるので注意しなければなりません。
中央社会保険医療協議会では、禁煙外来の保険適用に反対する声もあり、揶揄されています。
つまり、喫煙は個人の嗜好であることから、禁煙外来に保険を適用するというのは、おかしいというわけです。
ただ、一方で、喫煙はニコチン依存や肺がん、心臓病などを引き起こすので、禁煙外来の保険適用は妥当とする声もあります。
禁煙治療を禁煙外来で受けるには、患者側に各種の条件が必要となり、その条件をクリアしなければなりません。