体臭というと、どうしても不潔なイメージを持ってしまいがちですが、実はその裏側には重病が潜んでいる事も珍しくないという事をご存じでしょうか。
その代表格とも言えるのが糖尿病で、甘い香り、あるいは甘酸っぱい香りを全身から感じる事がよくあります。
他に、甲状腺などに異常があっても独特の体臭が漂うとは言われていますが、特に糖尿病の臭いはよく分かるようです。
というのも、糖尿病になると、血液中の糖分を燃焼させてエネルギーに変える事が出来なくなってしまいます。
そのため、血管内に蓄積されたままの糖が体臭となって表面に現れて来るという訳です。
なので、体臭がそのような香りに変化した事に気付いたら、すぐさま病院で検査を受ける必要性が否めないという訳ですね。
体臭は体内に蓄積されている老廃物を実にダイレクトに表面にさらけ出してくれるものです。
これは、便秘気味の人の体臭が強いというのと、全く同じ原理ですね。
体臭からそのシグナルを察知したら、直ちに治療に取りかかる必要性があるのです。
勿論、便秘だって放っておいていいというものではありませんよ。
それに何より、体臭は元々嫌なものな訳ですから、その改善のためにも、便秘や糖尿病にはきちんと向き合いたいものですよね。
体臭の強い人は太り気味の人が多いとよく言われますが、あれは恐らく、脂肪が多く、たっぷり汗を掻くところからそう見られるのだろうと考えられます。
そしてもう一つ、太り気味の人は、糖尿病予備軍である可能性大です。
ですから、その糖尿病が原因の体臭である可能性も低くはないのですが、単に汗臭いというのと、病気のシグナルとなる臭いとでは明らかに異なります。
体臭から分かる糖尿病の早期発見法、是非確実に生かしたいものですね。
