膀胱炎と下痢の関係

膀胱炎で下痢を起こす事は決して珍しい事ではありませんが、それは病状が結構悪化している事を示している場合もしばしばです。
そこまで行かないためにも、早期診断と早期治療が求められます。

ただ、多くの方は、下痢をすれば、その原因が食べた物にあると考え、事前に何を食べたかを思い出されるでしょう。
それから、次に冷えや風邪などの状況判断をし、それでも原因が思い当たらなければ膀胱炎という発想の流れになればいいのですが・・・。

その知識がなければ、当然ですが、そういう発想も生まれません。
ですから、膀胱炎を発症すると下痢になる事がよくあるのだという事をまずは知っておきましょう。

直接大腸に異常が起こる訳ではありませんが、何せ隣接する部位での炎症ですからね。
どうしてもいろいろと影響を受けてしまうもので、特に膀胱炎が重傷化すると、その痛みを発する刺激が腸をも刺激し、下痢を引き起こす訳です。

ただ、痛みが出る前にも、かなりの体調不良に陥っている状態ですから、下痢になる事は珍しくありません。
膀胱炎の初期症状は、ちょっとトイレの回数が増えるとか、残尿感があるという程度で、痛みもない場合が殆どですからね。

中々発症に気付きにくいものではありますが、女性ならインフルエンザなどと同じ位ポピュラーな感染症で、いつなっても不思議ではないのです。

しかも、疲労やストレスが蓄積され、抵抗力の弱っている時に見舞われやすい病気でもありますから、より一層膀胱炎と下痢との関係は密接になって来るんですね。

ただ、逆に下痢が続く事で膀胱炎を引き起こす事もあるので、この点もまた要注意です。

というのも、女性は排便語の処理によって尿道から細菌を侵入させてしまう事になるからで、下痢はその最も危険な症状。