子宮頸癌の治療法

子宮頸癌という言葉を聞いたことのある女性は多いのではないでしょうか。
女性特有の癌は色々ありますが、子宮頸癌もその一つで、早期発見、早期治療が大切となります。
子宮頸癌になった場合、子宮やその周りの臓器を摘出する必要があり、妊娠や出産ができなくなったり、様々な後遺症が発症したりします。
ただ、子宮頸癌というのは、原因や癌になる過程が解明されているため、予防することのできる癌として知られています。

子宮頸癌のように癌とつくと、家族や親戚などからの遺伝でなりやすいというイメージがありますよね。
でも、子宮頸癌は遺伝には関係なく、性交経験のある女性であれば、誰もがなる可能性のある病気なんです。
子宮頸癌は、初期には全く症状がないということがほとんどなので、なかなか自分では気づきにくい病気の一つです。
子宮頸癌は進行してしまうと、治療法としては子宮や卵巣など周りの臓器を摘出することになり、女性への心身的な負担はかなり大きくなります。
このため、人間ドッグや健康診断などを定期的に受けることが子宮頸癌の早期発見にはとても大切です。

子宮頸癌を治療する場合には、癌の進み具合や癌の部位、年齢、合併症などから治療法を選択します。
子宮頸癌の治療法には、手術療法、放射線療法、そして抗癌剤による化学療法が行われます。
これは子宮頸部をレーザーや高周波メスなどで切り取る治療で、子宮自体は摘出しません。
ただし、子宮頸癌の進行が進むと、治療法としては子宮全摘出、そして周りの臓器の摘出となってしまいます。
また、子宮頸癌の進行具合によっては、放射線療法や化学療法といった積極的な治療が必要となります。