にも関わらず、何故子宮頸癌による死亡率が大幅に低下しないのでしょうか。
その大きな理由の一つに、症状が表に出にくいという事が上げられるのではないかと思われます。
不正出血で異常を感じた場合、それはかなり病状が進行していると考えた方がいいでしょう。
けれど、子宮頸癌についてのみ言えば、自覚症状がなかったから気が付かなかったというのは通らない病気なんですよね。
子宮頸癌がある程度進行すると、初めて性交時に不正出血が見られるようになる事があります。
後、やがては織物の量が増え、下腹部痛や腰痛も伴うようになりますが、これはかなり子宮頸癌が進行して来ているものと思われます。
ですから、いずれの場合も、早期発見による早期治療の目安となる自覚症状ではないという事です。
勿論、子宮頸癌はいきなり急激に進む事は少ないので、こうした自覚症状が出てからでも、決して手遅れという訳ではありませんよ。
ただ、手術や抗がん剤治療が必要になる段階の症状である確率が高いので、もし、ここまで来る前に発見出来てたらと後悔される事でしょう。
故に、子宮頸癌は決して自覚症状に頼ってはいけない病気だと私は言いたいのです。
子宮頸癌が治る癌なのにも関わらず死亡率が低くない癌であるというのは、やはり皆さん、こうした自覚症状に依存するところが大きいからに他ならないでしょう。
しかし、自覚症状よりも確かな定期検診を受ける事によって、子宮頸癌患者は確実に減らせます。
けれど、子宮頸癌の予防や検査には、まだまだそれなりの費用が掛かるため、症状がないからいいや!っと思っている人が圧倒的多数なのです。
もしそれが、全ての成人女性に義務付けられ、国の援助があれば、もっともっと改善されるんだろうけど、そうも行かないでしょうからねぇ。
まあこれは子宮頸癌に限った事ではありませんが、自分で自分の体に責任を持つしかないのでしょう。
そして今一度、子宮頸癌には初期症状が全くないという事を関連のブログやサイトを読んで、きちんと理解していただきたいものですね。