スギ花粉と皮膚炎

スギ花粉と言えば花粉症を引き起こすものとして、嬉しくない話ですが定着しました。
ただ、それは日本においては現実的な話ではないのでスギ花粉を近付けない工夫が主流となっているでしょう。
外出時には、マスクやメガネでスギ花粉が入り込んでくるのを防ぎます。
そして室内では、空気を清浄して外から入り込んできたスギ花粉を分解除去するのが効果的とされています。
スギ花粉のシーズン前に注射を打って症状を抑える方法もあり、色々な組み合わせで花粉症を防ぎたいところです。
何も対策を講じないでいると、スギ花粉が舞う度に目が痒くなったり鼻水が止まらなくなったりと悲惨です。
しかし昨今、従来の花粉症とは異なる症状が出てきています。
スギ花粉皮膚炎と呼ばれるもので、これの特徴は顔面に湿疹が出てきます。
どんな要因が潜んでいるかを把握しておけば、これからスギ花粉皮膚炎になるリスクを大幅に減らすことが出来るかもしれません。
例えばアトピー性皮膚炎を患っている場合、何割かの確率でスギ花粉皮膚炎が発症しているという話もあります。
アトピー性皮膚炎が由来となっているスギ花粉皮膚炎の場合は特に治療が難しいとされており、ひとまず花粉症の方をどうにかするのが先でしょうか。

スギ花粉皮膚炎は通常の花粉症と異なる症状が出ましたが、鼻水や目の痒み以外の症状は他にもあります。
受験生は花粉症のシーズンと受験のシーズンが重なっているため、積極的にスギ花粉を防ぎたいですね。
倦怠感が出るまでもなく、一般的な症状である鼻水や目の痒みだけでも辛いです。
あまり現実的な方法ではありませんが、北海道に引っ越すとスギ花粉が原因の花粉症は抑えられるかもしれません。
北海道にはスギノキ自体が少ないため、スギ花粉の影響も小さいのです。