ツメダニというのは、日本の家屋にいるものとしては、ミナミ、クワガタという種類があります。
そして、ツメダニは高温多湿を好むので、日本においては、6月〜9月の高温多湿の時期に多く現れます。
写真を見てみるとよくわかりますが、ツメダニは、ダニの中でも特に気持の悪い形をしていて、刺されると腫れます。
ツメダニの害でやっかいなのは、何といっても人間が刺されるということです。
一旦、ツメダニに刺されると、強いかゆみと赤腫れが現れ、アレルギー症状を引き起こします。
なぜそうなるかと言うと、ツメダニに刺されると、唾液を出すからで、この唾液は、体液を吸う際、相手を麻痺させるために出すものです。
ツメダニに刺されやすい部位は、皮膚の柔らかい首や腕、胸、膝から下の部分になります。
そして、ツメダニに刺されると、早くて5時間ほど経過した時、また、遅くても2日もすると、発症します。
かゆみが1週間ほどの期間長く続くというのが、ツメダニに刺された時の特徴になります。
人間を刺すダニの中で一番多いのがツメダニで、刺されると、激しいかゆみを伴います。
とにかく、ツメダニの温床になりやすい場所をしっかり調査し、そこを念いりに掃除することです。
ツメダニは、家屋内では、ベッド、布団などの寝具、じゅうたんや畳などに寄生します。
また、他の場所でも、湿度が高い部分にツメダニは多く発生する傾向にあります。
高温多湿を好むのが、ツメダニなので、気密性の高い家屋に多く寄生し、中でも特に南に面した部屋に多くいます。
共食いすることもツメダニにはあるのですが、他のダニが増えると食料が豊富にあることにつながって、それが異常発生の原因になったりします。