小児ぜんそくのガイドライン

 

小児ぜんそくは、その多くが2歳頃までの乳児の間に初めて発症すると言われています。

そこで、小児ぜんそくのガイドラインでは、2歳までの乳児と、2歳から15歳までの小児とに分けて目安や対応を定めています。

いずれも、最終的には完治を目指す訳ですが、子供の頃のぜんそくは、大人になると自然に治る事がしばしば。

そのため、無理に完治を目指すのではなく、まずは症状のコントロールを上手にするというのが小児ぜんそくのガイドラインの基本です。

という事で、子供が発作を発症した際、そのレベルもガイドラインによってしっかりと定められていますね。

小児ぜんそくのガイドラインでは、家庭内や学校などで発作を発症した時のレベルを、小発作・中発作・大発作の3段階に区分しています。

ただ、ガイドラインが定める小発作については、親や先生がよほど気をつけてその子の表情などを観察していなければ分かりにくいような気がします。

特に乳児の小児ぜんそくの小発作は、単に赤ちゃんがぐずっているだけに感じられる事も多いでしょう。

やはり皆さん、ガイドラインでいう中発作の段階になって慌てられるというケースが一般的なようです。

ただ小児ぜんそくも、もし小発作の間にきちんとした対応をして上げられれば本人は楽でしょう。

一度小児ぜんそくのガイドラインをじっくり読んでみる事は大切だろうと思いますね。

まあもっとも、私なんかは、穴が空くほど読み返し、徹底的に頭に叩き込んだつもりでしたが、それでも、いざ子供の発作が出ると、どうしてもあたふたしてしまいました。

小児ぜんそくのガイドラインは、専門的な呼吸器科や小児科がなくても、内科のある病院なら、大抵は完備しています。

でも、今はさらに便利になって、インターネット上から簡単に小児ぜんそくのガイドラインがダウンロード出来るんですよね。