因みに、こうした微生物発酵の発酵食品は、日本酒や醤油、味噌など、特に日本人になじみの多い種類が目立ちますね。
そんなこんなから、日本人はどうしても発酵食品イコール微生物菌発酵と想像してしまうのでしょう。
発酵食品が微生物の働きによって作られるのは紛れもない事実ですが、それはそうした種類の食品が多いという事です。
ですから、中には酵素や生物の自己融解によって発酵しているものも多数あります。
ですから、当然ですが、こうした発酵の種類や原理など誰も考えてはいなかったはず。
それが、今では発酵の原理に基づいた種類分けがされるようになり、この発酵食品は美容にいいとか、健康にいいとかともてはやされるようになりました。
ただし、それはどうやら微生物菌の作用が大きく関わっているようですから、種類分けへの拘りはだいじなのでしょう。
因みに、紅茶やウーロン茶は、微生物の力を借りない種類の発酵食品の代表格。
あと塩から類も同様で、自らの持つ酵素が酸化する事によって発酵するものです。
ですから、こうした食品は発酵食品の一種だと思われていない方も多いんですよね。
発酵食品にはある程度発酵過程によって種類が分類されて来ます。
そして、その多くは微生物による発酵ですが、近年は酵素パワーなんて言われましてねぇ。
酵素が酸化する事によって作られる発酵食品、これの注目と人気が高まって来ているようです。
しかし、健康食品として製造され、市販されているものではなく、元来の加工食品として市販されているものとしては、それほど種類は豊富とは言えないでしょう。
それに、発酵食品である以上、発酵の種類にはそれほど拘る必要性はないものと思われます。
どんな発酵の種類であってもそれなりに美容と健康にいい要素は沢山含まれていて、正しく酒は百薬の長などと言われる通りです。
その辺りは、関連のブログやサイトで発酵食品について調べていただければ分かる事ではないかと思いますね。