様々な要因からくる涙液、角結膜上皮の慢性疾患がドライアイであり、眼不快感や視機能異常を伴うことがよくあります。
そして、もう１つのドライアイの原因は、涙の性質や涙を保持する能力が変化する質的な異常によるものです。
量的な異常は涙の分泌が少ない状態で、質的な異常は涙の成分の異常ですが、ドライアイの原因は涙が大きく関係しています。
涙は分泌されていても涙が目の表面に留まらず、すぐに乾いてしまうと、ドライアイになってしまいます。
質的な異常の中には、BUT短縮型ドライアイという種類があり、涙が分泌されているものの目の表面で涙の膜が安定していない状態です。
ドライアイは、5秒以内に涙が乾いてしまう状態で、特にパソコンなどの作業が多いオフィスワーカーに多い症状です。
最近では、ドライアイになる人が増えていて、特にコンタクトレンズを装用している人に多く見られます。
涙は、目の表面を覆う、目の表面のカバーのような役割をしているので、ドライアイと切り離せない関係にあります。
涙のカバーには、大切な役割があり、ドライアイを改善するには、涙が正しく出るようにしなければなりません。
目の表面の細胞を乾燥から守り、潤す働きが涙にはあるので、ドライアイを改善するには涙は重要です。
涙の異常がドライアイの原因ですが、その背景は複雑で、内科的疾患から起きるものもあります。
一般的なドライアイは、環境的要因が大きく、現代人は涙が減少傾向にあるということが指摘されています。
現代社会は涙を乾かす要因に満ちていて、そうしたことがドライアイを招く原因になっています。
パソコンやテレビ、ケータイ画面などを見続ける生活が、瞬きを減少させ、涙を乾きやすくさせ、ドライアイを招いているのです。
