犬につくマダニ

マダニが犬に付くと、自動的に飼い主にも付く事になりますから、十二分に注意しなければなりません。
常日頃から清潔にし、なるべくマダニの生息域には近付かないようにするのが大事です。
しかし、犬というのは困ったもので、草むらが本当に好きですからね。
散歩に出ると、どうしても草むらへ草むらへと近付きたがり、マダニを自宅に連れ込む一番の原因となってしまいます。
確かに、可愛いペットの言う事は何でも聞いて上げたいという飼い主の優しさもあるでしょう。
本当に犬の事を思うのであれば、絶対に草むらには近づけないようにするべきでしょう。
いくらマダニ退治の効果のある首輪を付けていても、油断禁物だという事です。

マダニは草の根っこ部分ではなく、先端部に潜んでいて、犬や人間の臭いを嗅ぐと、一気に飛び付いて来ます。
ですから、犬を草むらへ入れなければマダニが予防出来るというものではありません。
草むらの脇を歩く事自体非常に危険なのだという事を認識する必要性があるんですね。
そんな事言ったら、うちの散歩コースはマダニの宝庫になるじゃない!っと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、そうなんですよ。
なので、犬を散歩させる際は、なるべく市街地の生活道路を歩き、川沿いの堤防や田畑のあぜ道は避けるようにされるといいでしょう。
まあね、本当は犬も人間も、そうした少しでも自然に近い場所を散歩すると気持ちのいいものなのですが、残念ながらそこは危険ゾーンでもあるという事です。
これは、最も犬の散歩に適した季節と時間帯で、特に夏場は夕涼みを兼ねた日没後に出かけられる方も多いのではないかと思います。
しかし、それは最もマダニの被害を受けやすい時間でもあるのです。
勿論、真夏の夜の散歩が悪いという訳ではありませんが、その場合は、出来る限り周囲に草むらのないアスファルトの散歩コースを犬も人間も歩くようにしましょう。
他にも犬と飼い主のためのマダニ対策はいろいろありますから、今から関連のブログやサイトで情報収集し、今年は万全の体制でお散歩を楽しみましょう。