マダニの対処法

と、うちの課長のように、口で言うのは簡単ですが、果たして本当にそれが可能なのでしょうか。
そもそも、マダニの生息域、それが近年非常に身近になって来ていると言います。
常識的に考えれば、自然が減り、周囲は見渡す限りのコンクリートジャングルなんていうエリアにお住まいの方も少なくないでしょう。
急遽その対策を考える人が急増したという訳ですが、これって、生活環境から考えると、ちょっと矛盾した部分も多いですよね。
ではでは、何故、今、マダニ対策が必要なのでしょうか、それを考えてみましょう。

マダニは基本的に草むらに生息していますが、草木から血を吸って生き延びている訳ではありません。
実は草木に生息し、私たちほ乳類を襲うチャンスを狙っているのです。
だとしたら、草むらに近付かないのは最良のマダニ対策だというのは非常に理にかなっていますよね。
こうなって来ると、マダニの方も今までのような立派な草むらだけを住み家にする訳にはいきません。
それこそ、一般家庭の庭先や排水溝の脇のちょっとした雑草地対にも生息しなければならないのです。
これはある意味、マダニとっては自分たちが生き延びるための一つの対策と言えるでしょう。
結果、街角の至るところにマダニの潜む危険ゾーンが点在してしまっているという訳です。
特に山や川へ遊びに行く場合は、夏でも長袖長ズボンは基本、出来る事なら、足下も長靴を履いていかれるといいでしょう。
そうする事により、マダニ対策プラス、蝮対策にもなります。
今の世の中、とにかく一歩表へ出れば、危険物が当たり前のように飛び交っている時代。
花粉に黄砂に有害物質、そしてマダニと、様々なものが攻撃して来ます。
しかも、ヤツらは所構わず、相手構わずで容赦なく襲撃して来ますからね。