インフルエンザウイルス

まず、インフルエンザと風邪の違いについてご説明してみたいと思います。
また、症状に関しても、インフルエンザが非常に重篤な症状になる可能性があることに対し、風邪は「症状が酷くなることはあっても、そこまでの重症化は無い」と言うことが知られています。
そう、つまり「インフルエンザウイルスによる病気は、一般的な風邪よりも重くなりがち」で、このあたりのことに関して、毎年注意の呼びかけが行われています。
インフルエンザの場合はすぐにウイルスの特定ができますが、風邪の場合は色々なウイルスが原因で症状が出てくることもあり、こちらも大きな違いと言われているとか。
いずれにせよ、「インフルエンザは症状が重くなりやすい」と言うことは確かですね。

インフルエンザウイルスには、他にも特徴があります。
まず、インフルエンザウイルスには「型」があること。
インフルエンザが流行する季節になると、ワクチンを打って予防する人が増えますが、いくらワクチンを接種していても、型が違うタイプのものに感染してしまう可能性は残ります。
これは、従来言われているタイプとは違うタイプのインフルエンザが流行したという例で、大流行したためにあちこちで「注意喚起」が行われました。
あまりにも流行したので、学校ではインフルエンザによる休校が相次いだとか。

インフルエンザは、症状が出る24時間前から既に感染する能力を持っています。
また、高熱が出てインフルエンザが疑われたとしても、検査をして反応が出るまでには長い時間がかかるために、すぐには特定できません。
この間にインフルエンザウイルスが他の人に感染し、感染者を増やしてしまうことがあるので、そのことには十分注意をしなくてはなりません。
また、その場で「インフルエンザではない」といわれたとしても、後から反応が出る可能性もありますので、万が一のことを考えた対応をしていかなくてはなりません。