めまいとは

めまいとは、一般的には「体がフラフラする」という意味で使われる言葉です。
でも、実はめまいにも色々な種類があり、症状が違えば原因となっている病気も異なるので、注意が必要です。
たとえば、天井がグルグルと回転していて、吐き気を催す様なめまいを「回転性めまい」と呼んでいます。
いずれにしても立っていることができなくなったり、座っていても辛いのがめまい。
横になればいいかと言うと、めまいの中には寝ていても目をつぶっていても症状が起こるものもあるのです。
疲れや貧血といった原因から、脳腫瘍や脳の血管障害など重篤な疾患の場合もありますので、めまいを侮ってはいけません。
この様に、めまいにはいくつもの異なる感じ方がありますが、いずれも当事者にとっては辛い症状でしょう。
一刻も早く治したいと思うわけですが、その原因となる病気を特定するには、「どんな症状のめまいなのか」をはっきりさせなければなりません。
めまいの種類で、ある程度の病気の特定をすることができる可能性もあります。
まずめまいを感じたら、耳鼻科に行ってみるといいかもしれません。
耳の中には平衡感覚を司る器官などがあるので、そこの異常でめまいを起こすことも少なくないからです。

めまいの中でも回転性という症状から考えられる代表的な病気に「メニエール病」があります。
実は私もこの「メニエール病」を患っているのですが、めまいの他にも耳鳴りや難聴といった症状があります。
コンサート会場などに行くと激しいめまいに襲われ、身動き一つとれなくなってしまうので、音楽の好きな私には辛い病気です。
こうして、症状によって早くに病気を発見することができれば、それだけ治療を早く開始することもできますので、完治できる可能性も高くなるでしょう。
めまいの種類について知ることは、「自分の体にどんなことが起きているか」を知ることにもつながります。