延命治療は、命をつなぐ大切な治療ですが、昨今、人工呼吸器を患者から取り外した医師が話題になりました。
つまり、その医師は、回復の見込みが無いと判断して、延命治療をすることを断念したのです。
これは非難されることかもしれませんが、延命治療を人工呼吸器だけに頼ってしていくことにどれだけの意味があるのでしょう。
もし、延命治療を続けることを拒む、患者の同意書があれば、医師が人口呼吸器を外しても問題ないかもしれません。
もちろん、人の命はお金では買えないものですが、現実にかかる延命治療の費用のことを考えると、そうした問題は見過ごすことはできません。
また、精神的にも家族は、延命治療をすることで、疲弊していくので、本人の同意書というのは、必要性があるかもしれません。
延命治療を続けてくと、それを支える周りの家族は、肉体的にも精神的にも、非常に疲れてしまいます。
患者本人に意識が無い場合は仕方ないとしても、そうでない場合は、患者に同意書を委ねて、延命治療の是非を問うべきでしょう。
今ある意思表示カードというのは、臓器移植だけに適用されていいますが、これを延命治療にも同意書という形で、適用させるのです。
つまり、患者自身に、80才以降の延命治療はしない、という同意書を書かせれば、そこで治療を止めることができます。
延命治療の同意書があれば、医療の現場で、そうした治療もスムーズにいくでしょう。
延命治療を続けていくと、医師や家族に大きな負担がかかるので、患者本人の同意書は、非常に大きな意味があります。
金銭的負担だけを考えても、家族は大変なので、延命治療には、今後、本人の同意書を義務化するべきです。
る見込みのない延命治療というのは、本当に意味があるかどうかわからないので、本人がそれを希望するかどうか、同意書で判断するようにすればいいのです。
同意書があれば、家族も判断に迷うことなく、延命治療の存続を断つことができるでしょう。